2025/2/10
おしらせ
令和6年度三重大学「オーダーメイドプログラム」における自治体職員向け「政策提案力向上プログラム」を実施しました
鈴鹿市職員様を対象として、オーダーメイド型のリカレント教育「政策提案力向上プログラム」を8月22日(木)~1月29日(水)の期間に実施しました。
このプログラムは、本学人文学部、地域イノベーション学研究科と共にリカレント教育センターにて鈴鹿市職員様のご要望をいただきながら開発したもので、DXのアプローチによるイノベーションの進め方について学ぶことを通して、自治体職員として地域課題や自治体組織の管理運営にかかわる諸課題について、主体的に取り組むために必要なスキルや能力について考えることを目的としています。このアプローチにより、クリティカル・シンキングを進める上で効果的であることを体験するものとなっています。

(リカレント教育センター長による最終講義後の挨拶時における風景写真)
オンデマンド講義3回、対面講義9回を実施し、まとめとなる最終発表においては、約6か月間で知見を深めた成果について発表がなされ、受講生と講師間において熱気のある意見交換がなされました。
受講生からは、「課題解決へのアプローチや政策形成過程において、これまで漠然と経験していたことを、DXの視点も踏まえて改めて理論的に学ぶことができた」「正しい問いの立て方、正しい問いを立てる必要性、組織管理まで幅広く学べた」「自分自身の考え方を振り返ることができたこと、個人的な経験に頼っている点などを意識できたことがよかった」「自分の考えを見つめなおし、言語化することができた」などの声がありました。
鈴鹿市役所様からは、リカレント教育に関して、「組織としてどのような人材が必要なのか、人材の活躍の場をどのように作っていくかを明確にし、浸透させることが重要であると再確認できた」「組織としてリカレント教育を活用することは、多様な人材が長く活躍できる環境を整えることができ、人材不足の解消にもつながるのではないか」「一人ひとりが自ら新しい学びを広げていくことに繋がり、主体的に学び続けることで、新しい価値が生まれるとともに、先を見通す力が身につくため、環境の急激な変化に対しても、柔軟に対応することができるようになる」とご意見をいただきました。
三重大学リカレント教育センターでは、上記のようにご要望に添った「オーダーメイドプログラム」を開発・実施していますので、多様な大学の授業や、幅広い教養、専門性の高い教授陣による講義などにご興味がございましたら「お問い合わせ」等からご連絡いただき、ぜひご活用いただきますようお願いいたします。