2026/1/20
おしらせ
第四回 経営革新リカレント講座が開催されました
”リカレント教育プラットフォームみえ”事業第四回「経営革新リカレント講座」が1月15日(木)に開催されました。
第1部では当センター長の青木 雅生 教授による「人的資本活用の課題」をテーマに講義が行われました。
本講座では、企業経営における人材戦略の重要性を再考し、主要テーマについて議論しました。
1 働き方改革と従業員意識の変化
ブラック企業批判を契機とした職場ルールの変化、早期離職率の高さ、そして「ゆるブラック企業」という新たな課題について考察しました。
2 従業員エンゲージメントの本質
単なる満足度ではなく、企業の方向性への理解・共感・行動意欲を高めることが、持続可能な組織づくりに不可欠であることを強調しました。特に理解度・共感度・行動意欲の3要素が重要であると解説しました。
3 人的資本への投資と学び直しの重要性
人件費をコストではなく資本と捉え、リスキリングやリカレント教育の推進が企業成長の鍵であることを示しました。講義では、リカレント教育プラットフォームみえの評価委員会が作成した「学びなおしの環境整備に向けたチェックリスト」も紹介され、企業が自社の現状を把握し、改善策を検討するための実践的な視点が提供されました。

第二部では、三重大学人文学部の洪 性旭 准教授による「事業を通じた社会貢献(CSR・CSV)」をテーマに講義が行われました。
本講義では、CSRの基本的な考え方や歴史的背景を踏まえつつ、経営理念とCSRをどのように結びつけ、本業に組み込んだ実践的な取り組みとして展開していくかについて解説しました。
また、企業規模にかかわらず取り組めるCSRの視点や、NPO等との協働による社会課題解決の可能性についても、具体例を交えながら考察しました。
後半ではグループワークを通じて、参加者それぞれが自社の強み・価値と地域・社会課題を結びつけたCSRのあり方を検討し、CSRを「理念の実装」として捉える視点を共有しました。

経営革新リカレント講座は全6回開催予定で、自社の中長期的なビジョンの構築までを体系的に学ぶ実践型リカレント教育プログラムとなります。
中小事業者の経営者および後継者(候補)を対象に、企業の成長・発展に向けた自社の経営課題・重点課題の整理や事業管理の基本的な要点などを理解するために、講義とグループ討論を交えた形式で経営に必要な知識と視点を深め、実際の経営課題に取り組む力を養う講座です。


