2025/12/23
おしらせ
四日市市リカレント教育・リスキリングセミナーが開催されました【半導体の基礎と日本を取り巻く半導体の状況】
四日市市、三重大学共催による「四日市市リカレント教育・リスキリングセミナー 半導体の基礎と日本を取り巻く半導体の状況」が12月12日(金)四日市市地場産業振興センター(じばさん)で開催されました。
【司会】 三重大学大学院工学研究科 電子情報工学専攻 三宅 秀人 教授
第1部では、三重大学研究・社会連携統括本部 中村 孝夫 教授より、経済安全保障の観点からも重要性が高まる半導体産業をテーマに、国内外における各社の最新投資動向を解説しました。あわせて、投資対象となっている最先端半導体プロセスについて紹介し、産業構造の変化や今後の展望を理解する機会となりました。

三重大学研究・社会連携統括本部
中村 孝夫 教授
第2部では、三重大学研究基盤推進機構 半導体・デジタル未来創造センター 姚 永昭 教授より、半導体がどのような構造をもち、どのように作られているのかといった基本から、ダイオードやトランジスタが動く仕組みまでをわかりやすく解説しました。あわせて、従来のシリコン材料に加え、近年注目されている新しい半導体材料(SiC、GaN、Ga₂O₃)についても紹介し、次世代の高性能・高耐圧デバイスへの活用が期待される最新技術への理解を深める内容となりました。

三重大学研究基盤推進機構 半導体・デジタル未来創造センター
姚 永昭 教授
第3部では、三重大学研究基盤推進機構 半導体・デジタル未来創造センター 新田 州吾 教授より、光デバイス・高周波デバイス・パワーデバイスなど、幅広い分野で活用されている化合物半導体について解説しました。特に青色LEDの材料として知られる窒化ガリウム(GaN)系半導体を中心に、その応用例をはじめ、実用化に不可欠な主要技術、さらには最先端技術の動向や今後の課題について理解を深めました。

三重大学研究基盤推進機構 半導体・デジタル未来創造センター
新田 州吾 教授


