12月19日、伊賀連携フィールド事業・リカレント教育プログラム「伊賀おとな塾」『分析の世界』～基本・基礎を振り返り応用を身に付ける～　第三回講義が開催されました。

第三回は、三重大学生物資源学研究科 生物圏生命科学専攻の伊藤 智広 准教授を講師に迎え、「美肌素材の評価と開発　～肌寿命５０年を延ばすために～」と題した講座を開催しました。

本講義では、皮膚の役割や構造について基礎から解説いただいた後、
皮膚の弾力や水分量、経皮水分蒸散（TEWL）などを測定する最新機器の仕組みやデータの読み取り方、さらに顔画像解析装置や超音波機器による真皮評価など、美肌研究の最前線で用いられている評価技術について分かりやすく紹介していただきました。

特に、肌の保湿やバリア機能を支える「セラミド」に注目し、加齢や紫外線との関係、肌状態との相関など、研究成果に基づく具体的な知見を学ぶことができました。また、画像解析ソフト「ImageJ」を用いた研究手法についても紹介され、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。

「伊賀おとな塾」は今後も全5回シリーズとして開催予定です。次回以降も、地域の皆さまに向けて、実践的で楽しく学べる内容をお届けしてまいります。