2025/3/5
おしらせ
「リカレント教育実践セミナー」が実施されました(共催:四日市市、三重大学リカレント教育センター)
令和7年2月21日(金)、四日市市地場産業振興センター(じばさん)において、四日市市と三重大学リカレント教育センターの共催による「リカレント教育実践セミナー」が開催されました。
今回のセミナーは、人口減少や急速に変化する社会ニーズに対応すべく、地域企業や公的機関の経営者・関係者の皆様を対象に、リカレント教育およびリスキリングの必要性と有効性を体験的に学ぶ機会の提供を目的として実施されたものです。

<セミナー講師陣と概要>
株式会社エスマット代表取締役共同代表者の林英俊氏、三重大学リカレント教育センター長の小林一成教授、副センター長の青木雅生教授、そして地域イノベーション学研究科の加藤貴也准教授の4名が講師として登壇しました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を一例とした人材育成の実践例に焦点が当てられ、IoTや生成AI等に関する実践事例やDXの誤解と成功要因などに加え、デジタルスキルだけではなく課題発見や人を巻き込む能力といった複合的なスキルの重要性が強調されました。
また、参加者同士がグループに分かれ、実際の事例をもとに各社が抱える課題や成功のポイントについて意見交換が行われ、今後の経営や人材育成に向けたヒントが共有され、異業種交流の場としても活用されました。
<参加者の声>
参加者からは、「具体的な実例に基づく講義内容が非常に参考になった」「異業種の参加者との交流を通じて、新たな繋がりを得ることができた」「今後の学びの必要性について実感した」といった声が寄せられ、地域企業や公的機関における人材育成への期待が一層高まりました。
また、受講後のアンケートでは、経営者層向けに必要なリカレント教育に必要な内容について、「新たな価値創造などのイノベーションを創発する能力」「経営課題を多角的に認識する能力」「AIでは代替できない創造性・感性・デザイン思考などの能力」など回答があり、当センターとしてこれらを参考とし、今後も、地域の経営課題解決と人材育成に寄与する実践型セミナーの開催により、地域経済の活性化を推進してまいります。